医師のつぶやき
みなさん、こんにちは。医師の一ノ瀬です。
時折つぶやいていますので、どうぞ聞いて(読んで)くだされば嬉しいです。
第1回:肺炎球菌ワクチンについて
65歳以上の方には、外来に来られた際に私が声をかけているので、わかる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、時々お声がけを忘れることもありこちらに掲載させて頂きます。
ご高齢の方で、肺炎で入院される方は本当に大変そうです。酸素を吸入しながら点滴をして、1週間以上もベッドで横になって治療されています。しかし、退院する時には残念ながら「元の通り元気に」というわけにはいきません。なぜなら、筋力は落ち、時には認知症も進行してしまう事があるからです。
もちろん、誰でも元気になるために入院治療をされるのですが、ご高齢の方はそうすんなりは退院できないのが現状です。
そのため、どうか肺炎で入院するリスクを下げるためにも、下記⇩に紹介するワクチンを接種の案内を読んでいただければ嬉しいです。
「転ばぬ先の杖」です!よろしくお願いします。
第2回:肺炎球菌ワクチン 続編
第1回で肺炎球菌ワクチンのお話をしておりましたが、続編です。
これまで、高齢者の方対象に肺炎球菌の定期接種が行われており、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方々が対象となっていました。しかし、これは令和6年3月31日で終了予定となっています。
今後は、65歳の方のみが定期接種対象となります。
では、65歳以上の方はどうなるのか。今のところ、まだ国から何も指針が出ていないため、わからない状況です。
自治体からの補助が使えない場合は、全額自費での接種になります。
65歳以上の方でまだ肺炎球菌ワクチンを接種していない方は、補助がまだ使える今年度中にぜひ接種しておきましょう。